オーラルフレイルとは
オーラルフレイルとは、「歯や口の働きの衰え」で、老化のはじまりを示すサインとも言われています。オーラルフレイルの症状は、健康な体から要介護の状態になる前の「フレイル期」に現れます。
オーラルフレイルは、病気ではありませんが、介護を必要としない毎日を長く過ごすためにも、オーラルフレイルの症状にできるだけ早く気づき、予防や改善をしましょう。
口腔機能に注目しましょう
歯と口の働きのことを「口腔機能」と言います。歯と口の働きは、大きく分けると、
- 食べる(噛む・磨り潰す・飲み込む・味わう)
- 話す(発音する・会話する・歌う)
- 感情表現(笑う・怒る)
- 呼吸する
などがあります。
加齢とともに口腔機能が衰えると、栄養状態の悪化から筋力の低下を招くこともあり、外出が減るなどの結果、介護が必要になる場合もあります。
歯の状態が悪いと、固いものが噛めないために、柔らかい食べ物ばかりを食べてしまいます。柔らかい食べ物ばかりを食べていると、噛む機能が低下し、さらに噛めないものを増やす結果になります。食べれないものが増えると、栄養状態が悪化から筋力が低下し、外出する回数が減ったり、引きこもりがちになったりすることもあります。
オーラルフレイルの症状
オーラルフレイルの症状としては、一般的に以下のものがあげられます。
- 固いものが噛めない
- 食べこぼすことがある
- よくむせる
- 滑舌が悪い
- 口の中が乾燥する
オーラルフレイルセルフチェック
オーラルフレイルが気になる方は、セルフチェックをしましょう。
(オーラルフレイルセルフチェックの項目は、ここでご紹介するもの以外にもあります。)